3級の合格点・合格率は意外に高い?

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英検®3級の合格点と合格率について検討してみます。

元来、合格率とかいっても、あくまで他人の結果の数字ですから取り立てて論じるまでもないことですが、ご自身の合格の可能性について肌感覚を持っていただくためご紹介します。

検定合格塾で様々な生徒さんに接する機会があるのですが、ある高校生で自分が挑戦するかどうかを合格率で考える生徒さんがいました。

一方で数%でも可能性があるなら挑戦するという人もいるので、本当に人様々です。

英検®3級の審査基準

公式サイトでは審査基準として以下の項目をあげています。

程度
身近な英語を理解し、また使用することができる。

審査領域
読む:身近なことに関する文章を理解することができる。
聞く:身近なことに関する内容を理解することができる。
話す:身近なことについてやりとりすることができる。
書く:身近なことについて書くことができる。

身近なことについてのオンパレードなのですが、実際の問題を見るとごく一般的な日常生活や中学校生活に関することを意味しているようです。

英検®3級の合格点

現在は試験結果をCSEスコアに変換して合否判定されます。

このCSEスコアに変換するアルゴリズムが公開されていませんので、自己採点しても合否判定を自己判定できない状況です。

英検®3級では、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能についてCSEスコアが550点満点で配分されています。

なお、2017年度から3級にも導入されているライティングテストですが、1次試験の配点に占める重要性がかなり高い設定がなされています。

詳しくは英検®3級のライティングテストで説明します。

1次試験

リーディング・ライティング・リスニングの3技能の合計CSEスコアが1103点が合否判定スコアになります。

当たり前なのですが、1102点では不合格ですし、1103点なら合格です。

ここの1点の差は英語力としては誤差の差でしかありません。

しかしこの1点の差で合格と不合格が分かれるのです。

受験する以上、何としても1103点以上を取らねばなりません。

2次試験

スピーキングのCSEスコアが353点で合格です。

CSEスコアになる前は以下の配点で採点されていました。

合格点19点/33点満点。

試験官1名で採点します。

採点にあたり0点の設定がないので、最悪でも7点は付きます。

カード音読:5点
1点、2点、3点、4点、5点のいずれかで採点

Q&A:25点
音読文に関するQ:1点、2点、3点、4点、5点のいずれかで採点
イラストに関するQ1:1点、2点、3点、4点、5点のいずれかで採点
イラストに関するQ2:1点、2点、3点、4点、5点のいずれかで採点
社会的なQ1:1点、2点、3点、4点、5点のいずれかで採点
社会的なQ2:1点、2点、3点、4点、5点のいずれかで採点

態度:3点
1点、2点、3点のいずれかで採点

現在でも従来通りの採点をした後に、CSEスコアに変換しているのではないかと推定します。

なお、2019年度以降の近い将来にスピーキングテストは面接方式ではなくパソコンで音声を録音する方式に変更されます。

生徒さんの中には「試験官との相性が悪かった」とか「試験官と2人きりなので緊張した」という感想を持つ人が多いので、その点は良くなるといえます。

3級の合格率

最近は公式発表がないのですが、51%~55%前後のようです。

まぁ、ほとんど試験対策をせずに受験してしまう生徒さんが多いことを考えると合格率は高いと言えるのではないでしょうか?

ちゃんと準備さえすれば、合格どころか、結構成績上位に行くこと間違いなし!ですよ。

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