英検®3級のレベル
英検®3級の試験会場は、ほぼ中学生で埋め尽くされていますが、中には小学生の姿もチラホラしています。
一方で高齢者の方もいらしたりします。
主な対象は中学生であることがわかります。
公式サイトでは以下のように3級のレベルが定義されています。
3級は、5級・4級で習得してきた基礎力の集大成の級で、レベルは中学卒業程度とされています。身近な英語を理解し、使用できることが求められます。
3級はCEFRのA1に相当するとされています。
出典:「英検とCEFR との関連性について 研究プロジェクト報告」
公益財団法人 日本英語検定協会 主任研究員 Jamie Dunlea
CEFRのA1というのは、学習を始めたばかりの者・初学者のことで一番低いレベルになります。
ちなみにCEFRとは、ヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages)のことで、NHKの語学講座のテキストなどで詳しく解説れされていますので、参照してみてください。
英検®3級は2017年度から4技能(リーディング・ライティング・リスニング。スピーキング)全て揃ってバランスの良い英語能力検定試験となっています。
文部科学省が期待する英検®3級のレベルとは
文部科学省では、中学3年生の50%が英検®3級以上の英語力となるように目標を定めています。
ところが2018年4月の文部科学省の発表では、中学3年生で英検®3級以上の英語力を持つ生徒は40.7%でした。
2013年度よりは8.5ポイント増えたものの目標の50%に達していませんでした。
みなさんの周りの状況はいかがですか?
文部科学省によると浜松市とか堺市では30%を切っているそうです。
この50%とという数値目標は、2022年までの教育振興基本計画でも同じ目標値で進めるということです。
日本中の中学3年生の半分以上は英検®3級合格するように、プレッシャーがかけられるということです。
中学3年生が英検®3級に合格するのは難しいのか?
検定試験問題の質はそれほど低いものではありませんが、合格判定ラインが若干甘目なので中学3年生なら合格はさほど困難ではありません。
しっかり準備さえすればが前提ですけど。
中学生の皆さんは、英語が好きか嫌いか、得意か苦手か、個人差があるかと思います。
でも、英検®3級に関しては、繰り返しになりますがしっかりと準備さえすれば合格は狙えます。
いや、むしろ英語が嫌いだったり、苦手意識を持っている人ほど英検®3級合格を狙うべきです。
合格すると英語が好きになったり、得意(結構英語できるじゃん、自分!)になったりするものです。
ここが検定試験の持つ面白いところです。
きっと良いことある!検定合格塾の英検®勉強法
ところで英語が得意でない人にとって、英検®3級のレベルは低くはないですが合格は可能だといいました。
それができるのは、英語の勉強をするのではなく英検®3級専用の試験対策をするからです。
「試験のための勉強なんて、そんなの意味ないじゃん」
と、思いますか?
いや、それがそうでもないのです。
英語の実力をあげてから英検®3級に合格しようと思ったとします。
あなたならどうしますか?
英語の塾に行きます?
NHKのラジオ講座やテレビで勉強します?
書店などで力がつきそうな参考書を買ってみます?
こう言っては何ですが、お金も続かないし、面倒くさくて長続きしそうもありませんよね。
目的を英検®3級合格に絞って1か月くらい集中してみるのはどうでしょうか?
そのくらいなら何とかモチベーションを維持できそうですよね。
目的がハッキリしているだけに頑張れそうな気がしませんか?
そして英検®3級に合格したらどうなると思います?
英語の苦手意識がなくなる
英検®準2級も合格するような気がしてくる
英語の先生が見直す、通知表の評価が上がる
内申点が加算される(学校によっては)
実はこれ、実際にそうなるという話なんです。
みなさんの先輩たちが実証してくれています。
英語の勉強をするのではなく、英検合格の勉強をする
これが、英語の勉強をするより早く効果的に、英語力を上げるのです
そして、さらにもっと良いことがあります。
英語の勉強法、ひいては他の教科も含めて効果を出す勉強法が身に付くことなのです。
英語でも何でも、やみくもに何かしてもダメとは言いませんが、効果を出すのは難しいのです。
自分はこうなるという戦略を立て、そのためにこうするという戦術を実行する。
簡単に言うと目標を定めて正しい努力するということなのです。