英検®3級って、どんなレベル?

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英検®3級の試験対策の具体的な内容に入る前に、そもそも英検®3級ってどのくらいのレベルなのかをおさらいしておきましょう。

それと皆さんから受ける質問についても、ここでQ&Aとしてまとめておきます。

皆さんが1番知りたいのは、今自分が受けたら合格するのかどうか。ですよね。

英検®3級とは

英検®公式サイトでは、3級のレベルは中学卒業程度の英語力とされています。

またCEFRという世界標準の英語力ランクではA1という、学習を始めたばかりの者や初学者に相当するとされています。

さらに詳しくはこちらをご覧ください:3級のレベル知っていますか?

試験内容はリーディングテスト、ライティングテスト、リスニングテスト、スピーキングテストの4技能についてです。

公式サイトでは以下のように説明されています。

二次試験でスピーキングテスト。英語で考えを伝えましょう。
筆記試験の題材は、海外の文化など少し視野が広がります。
中学卒業段階の英語力の達成目標:3級(文部科学省)

リーディングテスト

短文の語句空所補充が15問、会話文の文空所補充が5問、長文の内容一致選択が10問です。

おなじみの英語のテストっていう感じです。

1次試験の最初のテストです。

ライティングテスト

出題されるのは1問のみで、質問に対する答えを回答欄に手で書き込みます。

学校の英作文のテストと同じですね。

1次試験で新たに追加されたテストです。

リスニングテスト

3択(選択肢読み上げ)が10問、4択が会話の内容一致選択で10問、文の内容一致選択で10問の合計30問です。

これが10秒間隔で続く怒涛の聞き取りテストです。

1次試験で後半に実施されるテストです。

スピーキングテスト

試験官との1対1の面接試験です。

これは1次試験を合格しないと受けることができません。

問題カードの音読と、音読した内容に関する質問が1問、イラストに関する質問が2問。続けて一般的な質問が2問です。

2次試験のテストですが、ものの数分で終わってしまいますので集中が大事です。

中学卒業程度といっても…

各テストのレベルは中学卒業程度だということです。

各テストの細かな内容はそれぞれ詳しく説明しますが、ここで誤解されやすいので声を大にして言いますね。

中学卒業程度のレベルとは、4技能トータルのレベルではない!

「ん…何のこと?」って思いますよね。

つまり、各技能のレベルの設定はまちまちだということなのです。

具体的に単語を例にとって説明しましょう。

リーディングテストでは知らない単語がいくつも出てきて手強いと思うかもしれません。

「むむ、いかん。もっと単語を覚えなければ」と思ってしまいますよね。

しかしリスニングテストで出てくる単語は比較的平易な単語のはずです。

(聞き取れないから難しいので、会話の内容を文字で見れば単語は平易なことがわかるハズ)

ライティングテストやスピーキングテストでも、平易な単語でこなすことができます。

英検®3級の勉強法を誤るな!

多くの先輩たちが誤ったのはここなのです。

リーディングテストの問題文を見て、「英単語を知らなければ話にならない」と思い込んでしまう。

そして「試験に出る英単語」みたいな本で英単語の勉強を始めてしまう…

別の機会に説明しますが、英検®3級の1次試験に合格する優先順位は

最優先:リスニングテスト

2番目:ライティングテスト

なのです。

リーディングテストはどうでも良いとまでは言いませんが、リスニングテストで80%以上取れるようになってからでOKなのです。

英語の勉強をするためではないですよ、「英検®3級に合格するために」です。

小学生(しかも低学年)が英検®3級に合格したって話聞きませんか?

なぜ小学生が英検®3級に合格できるか不思議じゃありませんか?

彼らはリスニングテストほぼ満点ですよ、リーディングテストはボロボロですが。

つまり試験勉強のやり方なんです。

英語を読んで理解できる大人が、外国人に道を尋ねられて、

話されている英語が理解できずに慌てている姿見かけませんか?

逆にアメリカに行けば実感できますが、英会話がペラペラなのに

きちんとした英語を読めない人、書けない人が大勢いますよ。

英検®3級はリスニングテストができる人なら合格できるレベルなのです。

次回以降に詳しく説明しますね。

英検®3級:Q&A

Q:自分は学校の英語が苦手です。それでも合格することは可能でしょうか?

A:私は敢えて言いたいです。学校の英語が苦手だからこそ英検やってみませんか?

英検で合格してから、逆に学校の英語が得意になった、好きになった、という生徒さんは大勢います。

学校の英語で苦手意識ができてしまっては、学校の授業だけで挽回するのは辛いものです。

英検はきっとあなたの力になるハズですよ。

Q:受かるかどうか事前に知りたいのですが…

A:書籍を購入しなくとも、公式サイトに実際に出題された過去問が3回分掲載されています。

本番通りの時間割でやってみて答え合わせしてみてください。

ただし合否はCSEスコアという指標で判定されます。

ですから合否はわかりませんが60%の得点率を目安にしてみてください。

Q:2次試験って面接だそうですが、難しいですか?全く英語喋れないんですが。

A:普通皆さん英語を喋る機会なんてゼロなので、不安に思いますよね。

でも大丈夫。必要なのは英語を喋る勇気なのです。

ただ、やり方はありますよ。問題カードのここが答えだみたいな。

それはこのサイトで説明するので安心してください。

なにせ先輩の中には、『今朝はどうやってここに来ましたか?』と聞かれて苦し紛れに「ホットドッグ」と答えて合格した人がいますヨ。

参考 ⇒ 英検® 3級に挑戦した偉人・達人・変人・廃人たちのつぶやき

参考:プチ英検

公式サイトにプチ英検というサービスがあります。

無料ですので、試してみてはいかがでしょうか?

ただしこれで実際に受かる、受からないはわかりませんが出題される英文や単語のレベルは感覚としてわかります。

あなたの実力は英検何級?アニメーションで手軽に腕試しができる、「プチ英検」をご用意しました。難易度で3つのステージに分かれた「気軽に試して、プチ英検」と、英検の7つの級別にあわせて出題される「級別に試して、プチ英検」の2つを活用して、受験級を決める目安にどうぞ。

プチ英検にURLはこちら:http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/petit/

(どうでも良いことですがプチ英検の「プチ:petit」とはsmallとかlightという意味合いのフランス語です)

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